チェコvsギリシャ「折れない心」


ギリシャには感動した。決勝ゴールの瞬間はものすごい鳥肌だった。彼らはこの大会で一番の「折れない心」を持ったチームだ。どんなに強い相手でもひるまない強さ。そして自分達のスタイルを貫き通す強情さ、持続性。そしてそれに見合う技術、戦術。そのすべを伝える監督。サッカーで一番大事なのはやっぱり気持ちだとまたまた改めて感じさせてくれた素晴らしいチームだ。
前半チェコのロシツキのシュートがバーに当たって跳ね返った時はこれはチェコにとって難しい試合になるぞと思ったら実際そうなった。ギリシャに先制を許したほうが彼らもなりふりかまわず攻められただろうし、ブリュックナー監督も動きやすかったと思う。0−0の展開が彼らから積極性を奪ったようだ。
これでファイナルはポルトガルvsギリシャの対決になった。どっちが勝っても初優勝。考えてしまうのはフェリペの全て思惑通りに行っているのではないかということ。開幕戦ギリシャに勝たせることによって、自チームの目を覚まさせ、ベテランをメンバーから外す口実を作り、ギリシャを勢いづかせることによってな難敵を消す。
まあそこまで考えていたとは考えにくいが、全ての力が彼に向かっているような気がしてならない。ということで、優勝はポルトガル!MVPはフェリペで。